【30→90Mbps】マンションの遅いVDSLの速度が劇的にアップした方法と商品まとめ

古いマンション住民の宿敵、VDSLの速度を劇的に改善する事に成功した方法と、必要な商品をまとめます。

この記事を閲覧してる人は知っている通り、古いマンションだと光回線が部屋まで来ている設備がある事は稀で、VDSLという電話回線を使った上限100mbpsの通信方式でインターネットを繋げるしかありません。

当初は遅いVDSLに耐えきれず、直接家に光回線を引くために、管理会社に問い合わせたりとかソフトバンクに話を聞きに行ったりか色々と足掻いてみましたが、色々とめんどくさい事が多すぎて、それは諦めました。

しかし最大100MbpsのVDSLとは言え、30Mbpsしか出ていないには納得できませんでした。

「せめて、60Mbpsくらいは欲しい。。」

最大の100Mbpsと言わないまでも、せめて60Mbpsくらいは出て欲しいと言う思いの元、色々取り組んだ結果、90Mbps弱出せた速度改善方法をこの記事で紹介します。

(どのお宅でも確実に効果がある方法ではありません。が、これで改善しなかった場合は、壁から共有部までの電話線が劣化してたり共有部の機械自体が悪いと言った事になると思うので諦めるきっかけにはなると思います。)

目次

インターネット環境の説明

まずは、速度改善が叶った、僕のインターネット環境から説明します。

・築30年以上の分譲マンション
・老人多めでインターネット利用者少ない
・壁にLAN接続口とかは一切なし
・過去にインターネット周りで工事があったこともない完全なVDSL
・ソフトバンク光(マンションタイプ)
・九州地方在住(田舎)

VDSL速度改善のための交換(変更)ポイント

そして肝心な交換(変更)ポイントです。

改善後の状態

改善後の現在の状態はこうです。

物理的に変更したポイントは図で番号を振ってる3つの箇所です。

それに加えて、「IPv4 ⇨ IPv6の変更」と「接点の清掃」を行いました。

まとめると、

  1. 電話線の交換
  2. ノイズフィルター内蔵電源タップの追加
  3. LANケーブル変更
  4. IPv6への変更
  5. 接点の清掃

(モデム(ONU)から出るLANケーブル)からのデータが速くなるかどうかがまず大事なので、ルーターとかの中継機の設定はとりあえず無視しました。

※速度のチェックをする時は(変更前・変更後)モデム(ONU)からのLANケーブルを直接PCに差し込んで速度チェックするようにしましょう。 速度が出ない原因の特定がわかりにくくなり、ややこしくなってしまいます。

・・モデム直で有線接続すると十分早いが、ルーター経由だと遅い。⇨ルーター自体orそれに繋がるLANケーブルなどが悪い。

・・モデム直で有線接続で遅い。⇨今回の対応を試してみて改善しないなら諦める。

以降、交換したものを詳しく説明していきます。

VDSL速度改善のための交換(変更)ポイント詳細

※LANケーブルや電話線の交換をした後は、モデムの電源を一旦切り(電源コードを抜く)少し置いてから再起動しないと接続できない事が多いので忘れないようにしてください。

変更したポイント①電話線の変更

1.5mの標準電話線 → 0.2mのシールド付きツイストモジュラーケーブルに

アナログの電話線はノイズの影響をものすごく受けやすいです。

壁からモデムに電話線は短ければ短いほど、ノイズの影響を低減できます。

買ったのはこれ

変更したポイント②電源タップ追加

ノイズフィルター内蔵の電源タップを追加。

アダプタをコンセント直に挿すのはノイズが乗りやすいため、ノイズフィルター内蔵の電源タップを購入し追加しました。(四角の黒いACアダプタから伸びてる黒い線は、差し込みやすくするための標準の延長コードなので関係ありません)

買ったのはこれ

変更したポイント③LANケーブル変更

LANケーブルを「CAT5e → CAT6A」に更新

VDSLの場合、MAX速度は100MbpsなのでLANケーブルはCAT5eでも問題らしいのですが、気になる所は全部やってみようという事でCAT6Aに変更しました。

CAT6AはCAT5Aよりノイズに強いという事です。(これ以降のcat7とかのLANケーブルは逆に遅くなる可能性があるらしい。(ベストはCAT6Aと言う事)

買ったのはこれ

変更したポイント④IPv6への変更

IPv4→IPv6 への変更

これはかなり重要な作業ですが、契約している回線や環境によってできないお宅もあると思います。できるなら必ずしておきましょう。

変更する上で確認するポイントは

  • ルーターがIPv6に対応しているか
  • 契約している回線業者がIPv6に対応しているか

変更方法は「IPv6 設定方法 ソフトバンク光」等のワードで検索すれば出てくると思います。

念のためにした事

・接点復活スプレーで、各差し込み口を掃除(モデム・壁のモジュラージャック)

まとめ

以上です。純粋な光回線の数百Mbps単位の回線速度から見ると見劣りしますが、80~90Mbpsあれば、オンラインゲームを含むほとんど全ての事が快適にできます。

 

ちなみに、もう一回書いておきますが、全て変更して速度アップしたかどうかを確認する時は、モデム(ONU)からのLANケーブルを直接PCに差し込んで速度チェックするようにしましょう。 (モデムの再起動も忘れずに)

そうじゃないとボトルネックがどこにあるのかわかりづらくなってしまいます。

 

変更の結果、

モデムから直結だと速くなったのに、ルーターを通すと遅くなる場合は

「ルーター」もしくは「それらを繋ぐLANケーブル」が悪い可能性が高いです。

 

モデムからの直結で速度が改善しない場合は

  • 「壁の中から共有部まで」のどこかが悪い。
  • もしくは、マンション内にインターネット利用者が多すぎる

等、自分ではどうしようもできない事が原因の可能性が高いです。

その場合は、宅内でできる事はないと諦めて、電柱から直接光回線を引くタイプができないかどうかを中心に考えていくと良いと思います。

電柱から直接回線を引きたい場合は

ちなみに、速度改善する以前にソフトバンク光に「直接電柱からマンションに光回線を引くファミリータイプに変更できないか?」と、問い合わせた時は下記6つの項目をクリアすれば、開通の可能性は高いという事を教えてもらいました。

  1. 管理会社名
  2. 管理会社担当者名
  3. 管理会社連絡先
  4. 共用部分(MDF室)の鍵手配は必要か
  5. 穴あけ、ビス止めについて、管理会社の了承を得ていらっしゃるか
  6. 工事許可申請及び入館申請は必要か

管理会社に電話するも、分譲マンションのため理事会を通さなくてはいけないとなんとかの話が出てきて、めんどくさすぎて僕は諦めました。。

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